いつか、のその時。

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プリザのコサージュ 深田ちひろ作
花とギタレレのちひろちゃんのライブに行った時、コサージュも買った。
色合いが素敵。こじんまりした優しい形も好き。私自身もお花やプリザアレンジなどの勉強をしていたので、今もときどき頼まれると作ったり、土の台に合わせてアレンジをしたりする。
コサージュも好きで作る。それでも、花を専門に扱っている人たちの作品はいいなぁと思うものがいっぱいあって、つい手がのびる。
いいと思えるものを手にして、自分の発想などに参考にするのも大事なこと。
昔、陶芸の専門学校の先生が「いいと思うもんは、取り入れて自分のものをええもんにするんや」と言っていた。「生徒からでもええもんは取り入れる」と豪語していたっけ。
まるでそのままを真似するオリジナリティーの無さは、その相手をとても傷つけることになる。だけれども技法なんて少なからずみんな似たりよったりなのだから、それをどう使って自分らしくアレンジするかという、発想が大きい。
いいものは、取り入れる。そしてそこから一歩進んだ独自のものを考える。
そういうのがモノづくりの成長なのかなとか思ったりする。えらそうだけど・・
私はのんびり気が向くまま作っているけど、すごいペースでつねに新しいものを
作り続けている作家さんもいっぱいいる。
どんなにか、より良いものを作ることに日々時間を費やしているだろうと想像する。プレッシャーや立ち止まってしまうこともあるだろうけど、自分の作品を待ってくれる人がたくさんいるということは、しあわせだろうなぁ。
私もそういう成長もできたらいいなと
思う。大変さとうれしさ、感動は同じ角度で上がっていくものだろうな、と。
いつか、いつかと、時期を思っていても来ないものだから、そうしたいのなら自分がそういう心で動きだすことだと思う。誰かや何かからのアクションを待っていても、願えばその時期は来ることもあるけど、いつかきっと、と言い続ける時間が長くなる。
今そうしたいのか、もう少し先のいつか、でいいのか。そんなことを漠然と考えながら。