10日間

3回目となる小さな作品展が、終了いたしました。
毎年この展示のために、多くの作品を作って、気の合う仲間のみなさんと一緒に過ごすことを楽しみにしています。
普段こもって一人で作業しているので、展示では直接お客様と顔を見て作品のお話をさせていただいたりすることが、私の励みになります。喜んでいただけると、次回はこんな風にしたいとかそういう気持ちもいっぱい湧いてきます。人と話してエネルギーをもらって、自分の糧になっているのだと思います。感謝です。

今年はなんとなく次のステップへの形もちらりと頭を横切ったりしながら、来年は少しできることを増やしてみようかなと考えました。ペースはあんまり変わらないかもしれないけれど、何か変わっていく感じがします。

今年足を運んでくださった方、毎年来てくださる方、久しぶりにお会いできた方、新しくご縁ができた方、友人、家族、それぞれの作家さんをとりまく人の輪を共に感じることができて、何倍も幸せをもらえた感じです。ありがとうございました。

  今回いちばん私が好きだった花器たち。一番最初に作り、大切に最後まで仕上げの釉薬に悩んで悩んで、一番最後に仕上がったもの。並ぶ姿が、どれも一つずつ愛しかった。手にしてくださった方たちは、陶器をインテリアとしても好んでくださる方々でした。そういう、それぞれの人のセンスや飾り方など私もとても参考になります。

自分も年を重ねていくにつれて、一人一人が違う人と接して話して感じることで、人と過ごせてよかったなぁ思うのです。昔は自分しか見えていなかった私自身のことも今はよくわかります。もちろんまだまだですが、少しずつ私も作品と共に人としても成長できますように。

毎年あたたかく見守って場所を提供してくださっている、コンテナデザインの皆様にも感謝しています。ありがとうございました。